北海道ツーリングレポート  北海道ツーリング HOMEへ
 滞在型の試み、3週間の長旅! 愛とロマンの8時間コースに挑戦!
その小高い丘を登ると、別世界・・・・ 満月の下に根釧原野が広がっている。 ただただ広大な、黒々とした大地だ。
百八十度、遮るものひとつない大平原に、農家の小さな灯りが星の数より数倍希薄な密度でちらばっている・・・
ここ、中標津にある開陽台に憧れて、何度も足を運んだ北海道のトラベルレポートです。
ようやく北海道にも本格的な開発が始まった80年代、 ブームで賑わった90年代初頭…
あの頃にTOURINGできた事を嬉しく思う。
LIVE IN 北海道
北海道ツーリング'87
8月5日(水)〜8月25日(火)
with Kawasaki Eliminatar400



8月16日(日)快晴の空を見つめて私(Kawasaki Eliminatar400)とK氏(HONDA VF400F)はトドマツの枯れ木の横に腰掛けていた。
ここは、野付半島のトドワラである。
日本離れした光景の中、たわいのない会話をしていた。
北海道ツーリングも3回目とあって、楽しみ方が随分解ってきた二人です。
半島の沖合16kmにソ連(ロシア)である国後島を見つめる姿にも落ち着きがあった。
今回は、色々な問題をクリアーしての3週間にもわたる旅
私とK氏、23回目の夏であった・・・

THE BIG RUN
野付半島先端より国後島を見つめる
「ぼちぼちもどるか」俺達は昨日から中標津の開陽台でテントをはっている。 
今日(16日)の予定は午前中に野付半島、午後は開陽台の大自然の中でゆっくりしようという事だった。

開陽台でのキャンプトドワラの帰りに中標津の街で食料を買った。 キャンピングセットを持ってきていない我々は、缶詰・おにぎり・パン・・・ 完成品しか買えない。 だけど今晩のロケーションはバッチリのはずだ。 小さいながらキャンプファイアー・満天の星空・クラブレミー・そして開陽台!


今晩の為だけにテントを持ってきたと言っても過言ではない。 
ささやかながらクラブレミーで乾杯! つぶ貝のオリーブ漬け・ホタテの貝ひも・コンビーフ等をつまみながら、メインは何といっても空の星達だ。


1年振りの北海道、思えば数々の出来事があった1年でした。 
昨年小樽のライダーにこう言われた、「北海道は、なぜか16日頃から毎年必ず晴れてくるんだ。」 今年は開陽台でどうしても焚き火をかこんで酒が飲みたかった自分は、無理矢理に開陽台を16日に合わせたのだ。 この16日というのは北海道に着いて10日目にあたる。 
行きの新日本海フェリーの中から心は開陽台に飛んでいた。 HAPPYな想い通じたのか、初のカラオケ大会入賞! 8月6日の夜、季節はずれの『最後のHoly Night』が船内に響いたのは、北海道上陸の前日であった・・・





野付半島 トドワラ


開陽台のテント村

-----今回のルート-----

名古屋

敦賀

<新日本海フェリー>

小樽

室蘭

滝川

豊富

礼文島

浜頓別

屈斜路湖

岩尾別

中標津

浜中

帯広

襟裳岬

札幌

小樽

<新日本海フェリー>

敦賀

名古屋

1985 1986 1987 1991 1993 1995