北海道ツーリングレポート  北海道ツーリング HOMEへ
 初めて行った北海道ツーリング、見るもの全てが新鮮
その小高い丘を登ると、別世界・・・・ 満月の下に根釧原野が広がっている。 ただただ広大な、黒々とした大地だ。
百八十度、遮るものひとつない大平原に、農家の小さな灯りが星の数より数倍希薄な密度でちらばっている・・・
ここ、中標津にある開陽台に憧れて、何度も足を運んだ北海道のトラベルレポートです。
ようやく北海道にも本格的な開発が始まった80年代、 ブームで賑わった90年代初頭…
あの頃にTOURINGできた事を嬉しく思う。
TOURING WONDERLAND'85
〜大いなる大地 北海道〜
8月12日(月)〜8月21日(水)
with YAMAHA XJ400Zs



8月12日(月)
午後6時、バイトから帰り旅支度を整えバイクにまたがる。 トリップメーターは21591kmだ。
小雨の降るような空の下でセルを回し、一宮インター手前のマクドナルドへ向けて出発した。
記念すべき第1回北海道ツーリングだ。

テサ   XJ400Z-S (YAMAHA)
ゼネラル GPz400F (Kawasaki)
うーはん VT250F (HONDA)

3人とも時間前にはそろい、敦賀港へ急いだ。 
高速で行こうか迷ったが、下道で敦賀まで・・・ 9時着。 
フェリーターミナルの前は単車と車でいっぱいだ。 なんだか北海道に行く実感が湧いてきました。 
午後11時にフェリーは港を出た。



8月13日(火)
フェリー内では、映画「ゴジラ」を見たりカラオケ大会に参加したりして時間をつぶす。 
なんだか明日の天気が心配です。



8月14日(水)
小樽港に着いたのは午前5時。 バイクが船から出たのは5時20分であった。
止まることなくR5に乗り、日本海沿いに北上した。 
町中は60km/h、郊外は80km/hで走る。 
さすがに日本海オロロンラインに入ると、海岸線でも北海道を感じる。 
1時間くらい走ると、国道なのにいきなりダート! でもそのダートが最高で、まるで前に見た鈴鹿のモトクロスコースのようで、俺はもうXJがTZに思えるくらい気持ちよかった。

100km弱走ったところで少し休んだ。 
さすがに北海道だ、80km/hで走ってくると、平均車速が70km/h以上とれるのだ!
そして留萌で朝食をすませ、ガソリンも補充。 いざ、稚内へ !!


R232からR40へ入り、踏切を越えたと所で再び休憩。 
するとバイクの後ろに土地の人が車を止めて、話しかけてきた。 稚内まで行く、と言うと「メロンでも食べて元気出せ〜」と言ってメロンを2つもらった。 早速ナイフを出して3人で食べる。 おおお! うまい!
雨が降ってきた。 さっきから走ってはやみ、休んでは降ってくる・・・ まるでおっかけて来ているようだ。


日本最北端・宗谷岬にたどり着く12時を過ぎ、俺達3人は野寒布岬に着いた。 
写真を撮って、すぐに最果ての宗谷岬へ向けて走る。 雨も上がっていて気持ちよかった。

日本最北のGSで給油した。 
オーナーがライダーで、まずカワイイお姉さんがアイスコーヒーをくれた。 給油した後は、貝殻で作った手製のキーホルダーと「しおりタイプ」の領収書をくれた。 
ここで初めて¥200−のウォーターガンで洗車。 これがビックリするほどきれいになる。

バイクがピカピカになり宗谷岬に着いたのが3時。 
日本最北端の地で写真を撮り煙草タイム。 土産を買ってからXJ、GPz、VTはオホーツクラインに入っていった。


信号のない日本最長の1本道を紋別まで走り給油。 
ここではラムネジュースをもらった。 夜になり身体が冷え切っていたので、ホットコーヒーが欲しかったなぁ・・・ 

今夜の宿は国鉄の紋別駅だ。 シュラフを広げ、10時過ぎには眠りに就いた。 
北海道で初めての夜・・・





■北海道TOURING'85行程■


名古屋

敦賀港

< 新日本海フェリー >

小樽港

稚内

紋別(泊)

知床

中標津(泊)

屈斜路湖(泊)

旭川

富良野(泊)

広尾

襟裳岬(泊)

苫小牧港

< 太平洋フェリー >

名古屋港





新日本海フェリー


今日の稚内

今日の宗谷岬




宗谷岬前のお土産屋さん


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