THE BIG GIMU! '86 大いなる大地 北海道を目指せ! 1986年8月4日(月)〜21日(木) with YAMAHA RZ250R 8月7日(木) 曇り空の中バイクのエンジンに火をとばす。 とりあえずは襟裳岬へ行った・・・ が、ガスがかかっていて何も見えなかった。 そこで、なぜか『池田ラヂエーター仕様のエプロンライダー』に会った。 彼は何者? 波しぶきを浴びながら、黄金道路を走る。 広尾に入って給油し、R236を幸福駅へ。 国鉄の分割民営のため今年限りだそうだ。 お約束の愛国駅にも行き、幸福行きを2枚買う。 帯広に入る頃から、遂に雨が降ってきた。 雨の中R241で上士幌町まで走り、ナイタイ高原牧場へ行ったが、ガスで何も見えなかった××× 次に足寄経由で阿寒湖方面へ向かった。 今夜はオンネトーでキャンプの予定だったが、雨が激しかったので阿寒湖畔YHに泊まることにした。 どんな所かと行ってみると、観光ホテルとかグランドホテルなどの巨大建物の中でポツンと建っている、傾いた(マジだよ!)YHだった。 「あ〜選択を間違えた」と思っていたけど、ミーティングの時に二人組の女性と仲良くなれたので、まぁまぁ楽しかった。 この時は彼女達が今回の旅を180度変えようなんて、想像することすら出来なかったのだが・・・ なんでも彼女達、明日は帯広YHに泊まるらしい。(ここポイントね!) 我々はその夜、傾いた屋根裏部屋で寝た。 <本日の走行 300km>
8月8日(金) 晴です。 我々3人は8時頃にヘルパーのにいさんと別れて、まりも国道をひた走る。 今日の目標は根室駅です。 VTが先頭、RZが真中、FZが最後尾を走っていた。 VTがトラックを追い越し、RZがつづく。 そしてFZも・・・ ふとバックミラーを見ると、FZが白煙を上げながら走って来るではないか! バーストでもやったんかと思いつつFZを止めてみると、ラヂエーターホースがぶっ飛んでいた。 近くの農家で水をもらい、カウル類を全て取り外し2時間近く戦った。 水を補充して走り始めると、今度はRZのシフトアッセンブリーがバラバラになってしまった。 洗車するときに直したが、釧路のYSPへ行くことにした。 釧路へは昼頃に着きました。 YSPでシフトを完全に直して、2サイクルオイルを補充。 これで準備良し! ちょっとトラブルがつづき、時間が足らなくなったので今日の宿は霧多布岬でのキャンプにしよう。 そしてやって来ました釧路湿原! まるでアフリカのサバンナのようだ。 中に入ってみたいな〜 しばらく休んでからR44を厚岸まで走り、道道1020号で霧多布へ! もうあたりは暗くなりかけていたが、岬まで歩いた。 カモメの群がひとつの岩をぶんどっている。 なんとなく『自殺の名所』とつけても良いようなムードがあった。 ここまで来たら、雨が降りそうな天気になった。 フライシートの無い我々は、やっぱり根室駅まで行くことにして、浜中の食堂で夕飯です。 阿寒湖畔YHにいた東大阪の女性が気になっていたゼネラルは、彼女達が泊まっているだろう帯広YHに電話を入れる。 会話の中で、彼女達は15日まで北海道に滞在している事、明日は富良野でサイクリングをする事がわかった。 「追っかけよう!」ゼネラルが僕らを口説きに入る。 1時間経過・・・ 食事1回おごりの条件で追っかけることに。 (ほとんどノリです♪) 次の瞬間、我々3人は帯広へ向けてR44を走っていた。 霧雨の中、愛はゼネラルの胸の扉を叩いてしまったのです。 かなりハードに走ってきたので、『クロスワン』という釧路の喫茶店に入り休んだ。 オーナーがバイク好きで、トライアルをやっているそうだ。 1時間くらい話が弾んだ。 さぁ、一路帯広へ! 眠気との戦いだ! 80km/h〜100km/hくらいでR38を走っていくと、AM2:30に帯広駅に着いた。 身体が冷え切っていたので駅前のサウナに入り、わずかな眠りにつく。 <本日の走行 417km>
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今日の襟裳岬 えりも岬YH (現:民宿 仙庭) えりも岬YHにて 国鉄広尾線「幸福駅」ホーム 愛の国から幸福へ 上士幌 ナイタイ高原牧場 ナイタイ高原牧場 国道230号にてトラブル 釧路湿原を見下ろす 今日の釧路湿原 浜中の道道にて 霧多布岬 |